「くま牧場」はロープウェイに乗ってしかいけない山頂にあった。中にはいると熊のおやつが一袋100円で売っていたのでまずは購入。目の前には巨大なヒグマが何頭もいて、はじめてみる生のヒグマは思っていた以上になんだか怖い。試しに先ほど購入した熊のおやつを投げてみたところ、立ち上がって器用に口でキャッチした。おもしろいのでおやつを投げる振りして片手を振ると次々と熊達が立ち上がって俺にくれーとばかりにアピールを始めた。熊にもいろいろいるもので、中には立ち上がったまま片手を挙げて合図するものや、両手をあわせて頂戴をする熊もいてなかなか怖いけどかわいらしい。
くま牧場を堪能した後は、登別温泉の「地獄谷」によってみる。硫黄のにおいがぷんぷんする中、温泉の湧き出る谷を散歩する。なんだか空気が暖かい。そういえば長野にも猿が温泉につかる「地獄谷」があったなーと思いつつ、また別の地獄谷を堪能。
午後出発だったのでそろそろ暗くなるため、室蘭にはよらずに宿に向かうことにした。登別から北湯沢に向かう山道には突然道の両脇に身長丈ほどの積もった雪が出現してきた。まだまだ北海道の春には早いようで、雪景色の中を宿まで急いだ。「北湯沢 名水亭」は川のほとりに立つ結構大きめの旅館だった。一泊1万で3大かにが食べ放題とはなかなかお得な宿だ。毛蟹、ズワイ蟹、タラバ蟹がほんとに食べ放題で、ついつい食べ過ぎてしまったことはいうまでもない。
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