「古代ロマンの都、ギリシャ ・・・ 世界遺産メテオラ」

カランバカからの眺め

メテオラの風景


デルフィからバスに乗ること4時間あまり、メテオラの麓にあるカランバカに到着した。 ホテルの目の前には巨大な岩山が連なっている。このカランバカの街で一泊過ごし、翌朝から いよいよ世界遺産メテオラへと向かう。ここで気を付けないといけないのは、肌を露出し た服装では修道院に入れないということ。あまりの暑さに短パンを履いて行ったためにカランバカの町をズボン探しにうろつかなければならなかったことがちょっと悲しい。似たような人はいるもので、何人かの短パン姿の女性も長めのスカート探しに奔走していた。

アギオス・ニコラス修道院

アギオス・ニコラス修道院

メテオラとは中空というか空中に浮かんでいるという意味だという。バスから天空に伸びる奇岩群と、その頂上に点在する修道院が見えてくると俄然気分が盛り上がってくる。この景色を一目見るためにアテネから6時間もの陸路をはるばるやってきたのだ。ほとんどの修道院は14世紀、ビザンチン時代に立てられたものだそうだ。修道院の内部にはギリシャ正教の歴史を感じさせるアイコン(正教の聖画像)やフレスコ画が残っている。

アギオス・ニコラス修道院

ルサヌー修道院


遠い昔に「007 ユア・アイズ・オンリー」で見たヴェルラーム修道院が見えた。地上400メートルの岩山の上に立つこの修道院の姿は1度見たら忘れられない。かつて24ほどあった修道院も今人が住んでいるのは5つほどだという。この地に修道院ができる前は岩の上の洞窟で修験者が住んでいたこともあるらしい。バスの中から見た奇岩群の中には、いくつもの洞窟があいている巨大な岩壁とかが見えたから、それかもしれない。

 

アギオス・ステファノス修道院

アギオス・ステファノス修道院


修道院の中には、ワインを造っていたところもあり、メガロ・メテオロンにはワイン作りの部屋もあったりする。内部が一番素晴らしかったのはアギオス・ステファノス修道院だった。教会の内側にはびっしりとフレスコ画が描かれており、その美しさに驚く。

 

アギオス・ステファノス修道院内部

奇岩群



おまけ:メテオラの風景 (QuickTime 7MB)

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