このページでは、現在ニューヨーク在住の著者の目から見た最近のニューヨーク情報、感じたこと、気がついたことなどを紹介していきたいと思っています。



其の一 バスケットボールファン待望のシーズン到来

待ちに待っていたバスケットボールのシーズンがようやくこの11月から始まる。ニューヨーカーの応援するニューヨーク・ニックスは、今年こそ全米一位のチームになってほしいものである。ニックスの大黒柱、パトリック・ユーイングもそろそろ年齢的に限界にきているので今年あたりが最後のチャンスかもしれない。毎年期待をかけているのに今一スーパースターになれないジョン・スタークス。彼に必要なのはやっぱり安定したプレイだろう(活躍するときと、しないときがあまりに違いすぎるのが難点)。デレク・ハーパーもそろそろ年なのであまり期待もできないが、スタークスよりも安定しているので、ちょっとだけ期待をしている。チャールズ・オークリーも近年、得点力が付いてきたので、平均10得点ぐらいしてくれたら万々歳だ。

今シーズンはイースト・カンファレンスも強敵ぞろいなので、ニックスも気合いを入れていかないといけない。なんといっても一番の強敵はやはりマイケル・ジョーダンの復活したシカゴ・ブルズだろう。ようやく本来のエアー・ジョーダンに戻ったらしく、またあの華麗なスカイウォークを見せてくれることだろう。ジョーダンに加えて今年はサンアントニオ・スパーズから移ってきたあのリバウンド王、デニス・ロッドマンの加入により、一段と手強くなっている。

シャキール・オニール率いるオーランド・マジックも作シーズンのプレイオフ出場経験がついて、今年こそは大旋風を巻き起こすかもしれない。アンフェニー・ハーダウェイも、もはやなくてはならないスーパースターの仲間入りを果たした。ベテランのホリス・グラントが球をひろい、ハーダウェイがパスを出し、シャークが決めるという必殺パターンが炸裂することだろう。

年々力をつけ続けているのがレジー・ミラー率いるインディアナ・ペーサーズだ。昨年のプレイオフではニックスをついに破ってしまった。今年はひょっとして優勝なんてことになられたらどうしよう。レジー・ミラーしかいないのに、何でこんなに強いのかと思ってしまうのは私だけだろうか?

そんなわけで、今シーズンもマジソン・スクエア・ガーデンに通ってしまいそうだ。


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