アンコールも終わってコンサートも終了かと思っていると、ステージに続々と人が並びだした。気が付くと今日の参加者達が勢ぞろいだ。クインシー・ジョーンズが指揮者のごとく一人前に立つ。どこかで見た光景だなーとふと考えているうちに、歌が始まると、なんだったのかすぐにわかった。曲は”We are the world”だった。いつのまにか今日出演していなかったケニー・ロジャース、ディオンヌ・ワーウィック、オノ・ヨーコまでが登場して歌っている。これであとブルース・スプリングスティーン、ボブ・ディランがいたら完璧だったのだが、さすがにその二人の姿は残念ながらなかった。 ステージの進行自体は段取りが悪く、時折ブーイングも聞こえたりしていたが、盛りだくさんのコンサートだった。80年代に聞いた青春時代のアメリカン・ポップスが心に甦った夜になったのはいうまでもない。バブルス君なき後もマイケルは相変わらずの”King of Pops”だったようだ。
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