「インディペンデンス・デイ 2001



今年もJuly 4thがやってきた。アメリカ合衆国の誕生日、「インディペンデンス・デイ(独立記念日)」だ。この日の楽しみはなんといってもアメリカ各地で催される花火大会ではないだろうか。ニューヨークでは毎年イーストリバーでMacy'sの花火が上がる。かつてはハドソン川でも上がっていたのだが、やはりニューヨーカーのための花火をニュージャージーの人向けに見せてあげるのはもったいないとジュリアーニ市長がいったかどうか不明だが、ここ数年はずっとイーストリバーであがっている。

国連ビルを右手に川から打ち上げが行われる

花火終了後にあふれ出る人々



今年の花火は某社長様宅より眺める機会に恵まれた。UNプラザの30数階より眺める花火はちょっと優雅だった。高層ビルが乱立するマンハッタンならではの眺めかもしれない。普段は車の流れが絶えないF.D.R.も今日ばかりは通行禁止となり、花火を見にきた人々で埋め尽くされている様をはるか上層階から眺めると、ちょっと得した気分になる。9時からしばらく遅れてはじまった花火は風向きの関係から爆発後の煙に大半が隠されてしまい、去年ほどきれいに見れなかった。方角的に、ブルックリン、クイーンズ側からの眺めが今年は絶好だったのではないかと思う。せっかくの特等席からの眺めがちょっともったいない気がした。

ワインを飲みながら部屋の明かりを消してゆったりしたソファから眺める花火は確かに優雅なのだが、迫力という点では今ひとつ物足りないものだ。やはり打ち上げられる花火の真下から見上げる空いっぱいの花火のほうが、日本人の風情に合っているのではないだろうか。土手にゴザを引き、イカ焼きを咥えながら「たーまやー」と叫ぶ花火大会が懐かしい。ニューヨークに住んでいる限りはなかなか実現できないのだが・・・




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