「メッツ新庄、地元対決で活躍す!!

シェア・スタジアム

スタジアムは満員



6月某日、クイーンズのシェア・スタジアムでヤンキース対メッツの一戦が行われた。昨シーズンのワールド・シリーズのカード、さらにNY地元対決ということで、スタジアムは満員御礼状態。普段はスタジアムに足を運べばどこかの席は必ず買えるのに、この日ばかりは完全にチケット売り切れになっていた。メッツといえば、なんといっても今の旬は新庄だろう。阪神時代のへなちょこぶりを予想していたのに、まんまと裏切られた活躍ぶりには多くの日本人が拍手を送っているのではないだろうか。

観客はどっちの応援?

電光掲示板に漢字



この日新庄の調子は絶好調だった。4打席3安打の大活躍で、スコアボードには新庄がヒットを打つたびに漢字で「新庄剛志」の文字が表示されていた。果たしてアメリカ人にはこれが読めるのだろうかとの疑念は余計なお世話だろう。最近TVコマーシャルにまで登場している新庄は、ニューヨーカーの心にしっかり根付いているのかもしれない。

初めてスタジアムで見る地元対決の異様な盛り上がりには驚いてしまった。ヤンキース・ファンとメッツ・ファン両方が、ほぼ半々ぐらいづつの割合いで客席を埋めているため、どちらのチームが活躍しても盛り上がる不思議な現象が見られた。アメリカはホームチームびいきがものすごいため、敵チームであるヤンキースにはぼろくそに野次が飛ぶはずが、地元ヤンキースの応援がホームチームであるメッツの応援とほぼ互角なのだ。今年は8月半ばにもう一度ヤンキース対メッツの対決が見られる。今からチケットを買っておかねばと帰宅途中に思った。



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