「ゲイ・プライド 2001



今年もこの日がやってきた。6色のレインボーフラッグがたなびく「GAY PRIDE 2001」が5番街で12時から行われた。31回目を迎える全米一の規模といわれているこのNYのゲイ&レズビアン・パレードに参加するために、全米中から同性愛者達が集う。この参加者達の数を見ると、全人口に占める同性愛者達の割合がかなり高いことを再認識する。お祭り騒ぎの行進だけかと思いきや、権利、保護、差別の撤廃、同性結婚、選挙活動までさまざまな訴えが行われている。

ヒラリー・クリントン

ゲイのカップル達


行進の行列の中、一際大きな集団があり、その先頭に元大統領夫人であり、ニューヨーク州の議員であるヒラリー・クリントンの姿も見かけた。去年は選挙前ということもあり、いわゆる選挙活動だったが、今年は晴れて議員になってからの参加となる。ヒラリーの他にも時期ニューヨーク市長選の立候補者など何人かの姿をみかけた。これも選挙活動の一部かと思うとちょっとうさんくさいところもあるが、こういった催しに積極的に参加するのは歓迎する。

街道にはパレードを見に来たたくさんの人々が溢れ、知り合いを見つけるそこ、ここで歓声が聞こえている。ゲイのカップル達も久しぶりの集いといった様子で、手を握り、肩を抱きあいながらパレードを見ていた。この日ばかりはなんだかどうどうといちゃついているような気がするのは気のせいかも。




毎回思うことだが、このパレードは本当に派手だ。音楽をがんがんかけながら半裸で踊りまくっている姿はほんとに楽しそうだ。筋肉むきむきの兄ちゃんや、ナイス・ボディのねえちゃん達はきっとそのままで、結構異性として魅力的な存在のような気がするが、きっと全然異性には興味はないんだろうと思うとちょっともったいなく思ってしまう。 一説にはニューヨークの女性は結婚対象としての男性の数(ストレートの)が他州に比べると圧倒的に低いらしいといわれているが、それだけゲイの数が多いのかもしれない。


ゲイの警察官達

上半身裸で盛り上がる


観衆から一際大きな歓声が聞こえてくるのはやはり地元ニューヨークの安全を支えるニューヨーク市警の一群がやってきた時だ。総勢40人ほどの警官達は大きく手を振りながら声援に答えていた。彼らの胸をはって行進する姿はとても微笑ましい。


「華麗なるゲイ&レズビアン達 2001年版」


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