地下鉄6番の駅(51street)にて
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- 街で見かけたストリートミュージシャン達、たまにふと足を止めて聞き入ってしまうことが結構ある。今日見かけたサックス吹きの兄ちゃんもその一人に当てはまった。彼は帰宅を急ぐ人々が目の前を通りすぎる中、黙々とサックスを吹きつづけていた。まだ駆け出しのミュージシャンで、度胸付けのために地下鉄の駅で練習をしているのか、はたまたジュリアードに通う生活費を稼ごうとしているのかなどと、勝手に想像をめぐらせる。
高校時代に明け暮れたバンド生活の頃、サックスの奏でる響きに妙に嫉妬したのを覚えている。ストラトキャスターのオーバードライブの効いた機械的な音色とは正反対の丸みとやわらかさを持った音だった。吹き物系は昔から苦手で、トランペットのマウスピースをきれいに振動させられなかった時からあきらめてしまった苦い過去もそんな嫉妬心を掻き立てる要因になっているのだろう。
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- 名前も知らない若いサックス吹きの奏でる音色に聞き入っていたら、またもや2本も下りホームに入ってきた電車をやり過ごしてしまった。お腹が空いていたのに・・・
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- 写真をクリック=おまけREAL MOVIE(15秒)
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