「復帰を果たしたチャーリーズ・エンジェルス」



Loewsシアターにて


日曜の夜だというのに行列ができる

金曜日からはじまった新作映画「チャーリーズ・エンジェルス」はかつて日本でも放映されていたアメリカのテレビ番組の映画版だ。昔テレビで見たのは遥か10数年前、いやひょっとしたら20年も前になるのだろうか。「Mission Impossible(スパイ大作戦)」といい、「Batman」といい、アメリカ人はこの手のリメイクが大好きだ。

今回の映画版主人公はキャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・ルウの美女三人組だ。「メリーに首ったけ」で見せたキャメロン・ディアスのキュートな笑顔はもちろん盛りだくさん詰め込まれている。
 
見終わった感想を祖直にいうと、”ブラボー”の一語に尽きる。隣に座っていた白人カップルは最初から最後まで大声をあげて笑っていた。エンディングのテーマが流れる中、館内には拍手喝さいが鳴り止まない。まさにアメリカ、ハリウッドの真骨頂といえるコメディーに仕上がっていた。でも、フランス映画の好きな映画通の人にはきっと嫌われるんだろうな、この手の映画って。でも、楽しめる映画が一番という人にはお勧めだ。
日本チックなシーンがいくつか出てくる中で、ハリウッド映画ではめずらしい日本の曲が耳についた。ピチカート・ファイブの曲だ。何年か前にIrvine Plazaに見にいったピチカート・ファイブのコンサートを思い出した。会場がヒップなアメリカ人で埋まっていて、ここまで人気のある日本人のグループがいることに驚いたものだ。ついに映画音楽にも進出したのだ。
 
本当は土曜日に見に行こうと思っていたのだが、映画館の外にまで広がる長い行列にため息をつきつつあきらめたのだが、ようやく見ることができた。この冬密かな大ヒットになりそうな予感がするのは俺だけか・・・

   


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