「 ホームレスは未だに減らない




ニューヨークは東京と同じでホームレスがたくさんいる。
一つ違うことは物乞いの激しさだ。道を歩いていても、電車に乗っていても紙コップを下げたホームレス達は訴えかけるように目の前にコップ突き出し、小銭の音を騒々しくたてながら物乞いにくる。あまり日本では見かない光景だ。

確かに彼らに取ってみれば食うか食わないかの死活問題なのだから物乞いも真剣というのは理解できる。では東京のホームレスはなぜそこまでしないのだろう。勝手な想像だが、人にものを頼むのに無理強いをしない、行為の恥ずかしさから目をみて頼めない等国民性の違いが大きいのではないかと思う。

ホームレスといえば、昔地下鉄でUHO(United Homeless Organization)が後ろ建で発行していた「Street News」、いつのまにか見かけなくなったけど、もう発行していないのだろうか?かつてこの新聞の販売料金の1/3がホームレスの収入となる画期的なホームレス救済のアメリカらしい救いの手段だと感動した覚えがあるのだけれど。

75セントの新聞に1ドル払って「Keep your change」と自己満足に浸っていたことをふっと思い出した・・・

この夏の地下鉄の駅は、昔ほど小便臭くはなくなったような気がする。これもジュリアーニ市長の成果の一つかもしれない。


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