Rome, Italy
フォロ・ローマ
ローマのテルミニ駅に到着したのは夕暮れになっていた。とりあえず今夜の宿を探して眠りにつく。翌朝、早朝に目が覚めたので、朝のカプチーノを飲みに行き、観光にでかけた。早朝のトレビの泉により、お決まりのコイン投げ、旅の無事と、ローマの再訪を祈りつつ遺跡めぐりの開始だ。ローマのどこが凄いって、やっぱり街の中心地の至る所に古代の遺跡が残っているところだと思う。
エマヌエーレ2世記念堂の隣にどーんと広がっているのがフォロ・ローマ。紀元前8世紀の都市遺跡がイタリアの首都、ローマの街中に今でもこれだけのスケールで残っているなんて奇跡としかいいようがない。今では廃墟となってしまっているが、凱旋門、神殿跡など、当時の雰囲気を想像させるには十分な遺跡だ。
フォロ・ローマからフォーリ・インペリアリ通りを歩いて行くと、夢にまで見た円形闘技場、コロッセオが見えてきた。紀元80年に作られたといわれているこの闘技場の遺跡、遥か2000年も前の建物なのだ。昔の映画「ドラゴンへの道」でブルース・リーがチャック・ノリスと対決したあの舞台だ。古代ローマの時代、奴隷達、猛獣達が命をかけて戦った舞台がこのコロッセオなのだ。今では床はもうないが、その床下が写真のように小さな部屋が無数にあるのがわかる。この小部屋でみな戦い前のひと時を過ごしていたのではないかとちょっと想像してみたりする。
遺跡の他のローマの景色といえば同じく映画で記憶していた「ローマの休日」のシーンに出てきた街中の風景。バチカンへと続くサンタンジェロ橋から眺めるサンタンジェロ城、映画の中でアイスクリームを食べていたスペイン坂など、映画の中のシーンがそのまま目の前にあることついカメラのシャッターを何度も切ってしまう。
お勧めスポット
- トレビの泉
- フォロ・ローマ
- コロッセオ
- スペイン坂
- 真実の口
- カラカラ浴場
- パンテオン
- サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会(ミケランジェロ作のモーゼ像)
- ヴァチカン市国(サン・ピエトロ広場、サン・ピエトロ寺院、システィーナ礼拝堂)
☆ワンポイント・アドバイス☆
イタリアはとにかく治安が悪い。電車に乗っても泥棒がやってくる、道を歩いていても引ったくり、スリと気を張るばかりですが、その欠点を補って余りあるほど素晴らしい歴史の国だと思います。これが先進諸国かとびっくりするほど古臭い街ですが、その分かつてのローマ帝国の栄華を感じることができます。
街の中心部、歩こうと思えば結構歩いて見て回れます。回る順番さえあらかじめ計画しておけば効率的に回れます。
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