「モントレー」

フィッシャーマンズ・ワーフ

スタインベックの小説に登場するカフェ


シリコンバレーから車で約1時間南西に走ると「モントレー」という街がある。ここは、「カリフォルニア文化の発祥地」と言われるほどの歴史ある港町。そして、小説家スタインベックが小説の舞台にした街。

まずは、フィッシャーマンズ・ワーフ周辺を散歩。レストランやギフト・ショップは開店準備中で、観光客はまだ少なく、静かな海沿いを散歩するのは気持ちがよい。。時々足を止めて海を眺めると、アザラシの姿を目にすることができる。私達は乗らなかったが、フィッシャーマンズ・ワーフから「クジラ見学」の観光船がでている。フィッシャーマンズ・ワーフの近くに、観光案内所があるので、初めてモントレーを訪れる人やもっとモントレーを知りたい人は立ち寄ってみるとよいだろう。

フィッシャーマンズ・ワーフから西に1kmほど行くと、「キャナリー・ロウ」という賑やかな通りがある。ここで観られるレストランやショップは、かつての缶詰工場を改造して建てられたという。

1994年に公開され、アカデミー賞に輝いた映画「フォレスト・ガンプ」のなかで、主人公ガンプ(俳優トム・ハンクス)は戦死した友人バッバの遺志を継ぎ、エビ漁を始め成功を収めるシーンがある。それをそのままレストランにしたのが、「バッバ・ガンプ」。ガンプのモノマネをした人が店先のベンチに座り、観光客に話かけたり、写真を一緒に撮ってくれる。


レストラン「バッバ・ガンプ」

モントレー・ベイ水族館入口

 


次に、本日のメインイベント、モントレー・ベイ水族館を訪れた。館内は2階建てで、「海草の森 (The Kelp Forest)」、「ラッコ(Sea Otters)」、「アウターベイの魚 (The Outer Bay)」、「モントレーの深海魚 (Mysteries of the Deep)」、「漂流物/クラゲ(Drifters)」を始め、モントレー湾特有の動植物にスポットを当てている水族館。お勧めは、「海草の森」や「ラッコ」での餌付けショー。ダイバーの餌付けを観るだけでなく、ガイドさんが海洋生物たちの解説を質問方式でしてくれる。

 

一面に広がる花畑(パシフィック・グローブ)

ローン・サイプレス(17 マイル・ドライブ)

 

水族館を満喫した後、「パシフィック・グローブ」という街を散歩した。ここは、自然と海、美しいビクトリア調の家が並ぶ静かな街。 「ラバーズ・ポイント」と呼ばれる、海に突き出た小さな岬がここでの見どころ。一面に広がる花畑は、まるでお花のじゅうたんの様だ。

モントレー半島での楽しみの一つに、「17 マイル・ドライブ」という海岸線と森林の中を走るドライブコース(有料)がある。入口は4箇所(パシフィック・グローブ・ゲート、HWY1ゲート、カントリークラブ・ゲート、カーメルゲート)あり、料金所でUS$8.00を支払うと、21のビュー・ポイントの説明がついたコースガイドがもらえる。もし番号順に進みたければ、HWY1ゲートから入るとよい。

アザラシが観れる望遠鏡(17 マイル・ドライブ)

ぺブルビーチ・ゴルフリンクス(17 マイル・ドライブ)

 

「17 マイル・ドライブ」でのお勧めは、ビュー・ポイント(9)シールロック、(10)バードロック、(14)サイプレス・ポイント、(19)ぺブルビーチ。

(9)と(10)は、海岸線から少し離れた海に大きな岩があり、のんびりと寝そべっているアザラシを観ることができる。有料の望遠鏡(25セント)が備えており、水族館とは違った自然のアザラシを観察できる。

(14)は、「ローン・サイプレス」と呼ばれる、断崖の上に立つ一本の松を観ることができる。日本を思い出させる光景だ。

(19)は、USオープンやPGAチャンピオンシップなどが行われる、ゴルファー憧れのぺブルビーチ・ゴルフリンクス(デザイン:ジョン・F・エヴィル)のある所。高級ホテル「ぺブルビーチ・ロッジ」のロビーから、ぺブルビーチとゴルフコースが一望できる。

 

モントレー・ベイ水族館 

料金
大人 US$17.95
学生(13〜17歳または学生証) US$14.95
シニア(65歳以上) US$14.95
子供 (3〜12歳) US$7.95

営業時間 
10am〜6pm


その他のお勧めポイント

カーメル
オーシャン・アヴェニュー(メインストリート)を中心に広がる小さな田舎町。 ブティック、ショップ、レストラン、ギャラリーが並び、のんびり過ごせる。モントレーから車で15分。


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