「光のツインタワー

光のツインタワー



ツインタワーのないエンパイからの眺め

2001年9月11日、突如NYを襲った恐怖と悲しみの出来事も、日を追うごとに人々の心から薄れてきたような気がする。未だに首謀者とみなされているビン・ラディンの行方は掴めていない。
 
あれからちょうど半年を迎える2002年3月11日朝8時45分、新しいニューヨーク市長、ブルームバーグの呼びかけで黙祷が行われた。その日の夕方、グラウンド・ゼロに再びツインタワーが帰ってきた。かつてのマテリアリズムの象徴、アメリカ資本主義の象徴として聳え立っていたコンクリートの塊から、空高く無限に伸びていく光のタワーに姿を変えての再来だった。
 
テロ事件追悼の意を込めた光のツインタワーが午後6時半に点灯すると、道行くニューヨーカー達も足を止めて夜空を見上げる。人々の瞳は遠い夜空に甦ったツインタワーにくぎ付けになっていた。
 
 
 
   


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