「地下鉄の路線変更


見慣れぬQ、Wの文字が見える



新路線図

 

ニューヨークの地下鉄路線が久しぶりにリニューアルした。7月22日より、新しい路線、W線の登場と、B、D線の入れ替わりとなるシャトルのS線、N、R線のエクスプレスとなるQ線の登場とかなりの変更が行われた。
 
21日深夜、タイムズ・スクエア駅に見慣れない車両が滑り込んできた。通常使われていないN、R線のエクスプレス路線に電車が止まる図はなんとなく違和感があった。電車を待つ乗客達も、その空いた扉に乗り込むべきか、いつものN、R線を待つべきか躊躇している。そう、車両にはQの文字がついている。オレンジではなく、黄色の背景に黒でQと入っている。
恐る恐る乗り込んだ乗客達は車両の扉付近に貼り付けられた地下鉄路線図を囲んでQの文字を追う。ほどなくしてホームを歩いてきた駅員が「誰かQ線について質問は?」と声をかける。駅員の右手には「Manhattan Bridge Servoce Changes」の冊子が握られていた。「今日の深夜から地下鉄の路線が変更になるからこれをよんでくれ。この車両がQ線の一番列車さ」と、まくしたてるように説明をした。
 
このQ線はW線と共にN、R線の今まで使われていなかったエクスプレス路線を利用して57丁目駅からCanal Street駅までエクスプレスとして運行する。マンハッタン内は各駅停車をするN、R線の利用者にはとてもうれしい新路線となるようだ。
 
新しくなった地下鉄路線図はここを参照にするとよい。ここに今回の変更点が詳しく乗っているので、間違えないように。結構大規模な路線変更だが、実は2004年までの期限付きの変更である。マンハッタン橋の修理改修が変更の主な理由なため、工事が終了する予定の2004年にはまた変更するという前提なのだ。変更前の路線図にもどるのかどうかは不明だが、期限をつけているのでなんらかの変更は考えられる。
 
 
   


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