「マンハッタン最大のシネマコンプレックス、AMC


AMCの前 、42nd Street

 



B.B King Blues Club & Grill

 

42丁目が変貌をはじめたのはいつ頃からだろう。ディンキンズ市長からジュリアーニ市長に代わった頃だろうか。その昔ストリート・ガールが道端にたむろし、XXXの店が建ち並んでいた42丁目の7番街と8番街の間が、ディズニーの招致により今では明るいエンターテイメント地域と変貌を遂げている。
 
ロウ人形館、マダム・ルッソーの隣にできた全米シネマ・コンプレックスの代表格であるAMCが作った42丁目のAMC25は、恐らくマンハッタン最大規模のシネマ・コンプレックスではないだろうか。25館もの巨大なシアターが入っているとは、その入り口の大きさからは全く想像できない。道をはさんだ向かいにあるLowes映画館が色あせてしまっている。
AMCといえば福岡のキャナル・シティにも入っていたっけ。42丁目のAMCは、一階にはスターバックス、二階にはフードコート、バーがそろっており、映画の前でも後でも食事ができ、映画館単体だけでない楽しみ方も用意されている。AMCの特徴であるゆったりとしたアメリカ人サイズの座席と、巨大なスクリーンは大物映画を見るには最適だ。
 
今回先週の水曜日からはじまった「ジェラシック・パーク3」をこのAMCに見に行った。大画面で見る恐竜の姿はかなりの迫力で、今ひとつ最後の盛り上がりに欠ける今作品も、十分に楽しむことができた。来週はじまる「猿の惑星」もイースト・ビレッジのUnited Artistで見ずにここまで来ようかという気持ちになったぐらいだ。
 
このAMCの向かいにはR&B好きにはたまらない「B.B. King Blues Club & Grill」がある。この日もライブを見にきた観客の作った長い入場待ちの列が7番街近くまで伸びていた。ちょっとライブの予定を見ると、"Tod Rangren, Maxi Priest, Jefferson Starship, Etta Jones, The Neville Brother"など、ブルースだけにとらわれないメジャーなライブが控えている。マジソン・スクエアやヤンキースタジアムなどの巨大な会場と違って、真近で見られるライブステージはやっぱり人気の的なのだろう。
 
 
   


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