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$vi introduce.txt
このページでは新たに(1996年)登場したマッキントッシュ版MKLinuxについて書いたものです。MKLinuxとはMach Kernel上で走るLinuxのことです。そのMKLinuxがついにマックに移植されました。現在はまだデベロッパーバージョンということで、多少のバグも残っていますが、予想以上にちゃんとはしります。さっそく私の8100/80にインストールしてみたので、その使い心地などを紹介していこうと思いました。当時私のUnixに関する知識が乏しかったので初歩的な間違いもありましたが、その辺はご容赦下さい。



News:

既にDR3まででましたが、updateしていなくてすみません




  現在のMKLinuxの状況


このページを作ったのが1996年ぐらいで、ページのアップデートが長らくとだえていました。私の近況も大きく変わり、なかなかアップデートの時間がありません。手持ちの8100もいつのまにか売り払い、今や2400だけしか手もとにありませんが、めげずにLinuxPPCをいれて使っています。仕事の関係上UNIX使いとなりましたが、久ぶりに自分の作ったページを眺めてみると、本と、いろいろ知らなかったなと痛感します。ネタ自体は古くなってしまいましたが、これからUNIXを始める人の助けになればと思い、このままおいておきます。時間ができたらLinuxPPCのネタでも書こうかと考えています。気を長く待っていてください。

ちなみに現在はMkLinuxとのバイナリー互換(同じものが使える)であるLinuxPPC(http://ppc.linux.or.jp/index.html)もでています。動作環境が圧倒的に広く、最近のPowerBookでも走ります。MkLinuxには制限がたくさんありましたからね。最近はMacで走るTurboLinuxも発売されましたし、選択が広がって嬉しいかぎりです。 OLD(1996):

ようやくMKLinuxDR2.1が登場しました。久しぶりの大型アップデートです、2/13までの全てのアップデートをもりこんだ(Libのアップデート、Linux2.0xにX11R6.3など全部)完全版です。これから再インストールをするにはすべてが揃っていていいかもしれませんが、いままでこまめにアップデートをしてきた人には目新しいものはなにもありません。これがリファレンス・リリースになるんですよね、確か。もうPTFからは2枚組のCDが発売されるらしいので、こちらを購入するといいかもしれません。ダウンロードするには8?MBあるし、それを解凍したら約220MBぐらいあるので、余裕がある人以外にはきついと思います。

1/29版のアップデートが登場しました。今回はバーチャル・コンソールが使えるようになりました(ってなんのことかわからない)。アップデートするファイルはMach Kernel, vmlinux, X11.tgzと3つほどあります。Mach KernelはMacOSのExtensionフォルダーに、vmlinuxは/mach_kernel/にある物と入れ替えてあげます(前の奴のバックアップを忘れずに)。X11.tgzを/usr/X11/binに解凍していれます。次にrm XでそこにあるXを消しちゃって下さい。それからln -s /usr/bin/X11/Xpmac-6.1 Xで新しいXを作ります。あ、X11R6.3を使っている人はここXpmac-6.3にしてください。あとは/etc/inittabの中のコメント(#)を取ることぐらいでアップデートは終わります。詳しいことはREADMEを読んで下さい。

12/11のアップデートでとうとうPCIマックに正式対応しましたね。7200、7500、8500、9500に対応です。ただ9500ではX-Windowsが動きません。ビデオカードの問題ですね。さらにシリアルポートもサポートされていません(モデムでインターネットにつなげない)。今回ようやくLinux2.0のカーネルがこのアップデートで組み込まれました。一応このアップデートでBoot Loaderが改善されたとありますが、あまり実感しません。

11/23版のLinux2.0のベータが出ています(Mach Kernel)。でもvmlinuxは11/15版を使います。アップデートにしていきなりX-windowsが立ち上がらなくなり、結構焦りましたが、Readmeに書いてaあったコマンドを実行したら解決しました。

chmod 4755 /usr/bin/X11/screenrestore /usr/bin/X11/Xmklinux
Mach Kernelの11/14 版が登場しました。けど、バグ持ちのようでいきなり姿を消して11/15版になりました。vmlinuxは前のを使えということです。でもLinux2.0ベータ版の11/15にアップデートしたvmlinuxがあるのでこちらを入れてみました。あらたにADBのちょっとつっこんだサポートが追加されています。gdbのバグもとれました。
これはちょっと前のネタ・・・使い初めてまずPPPが使えなくなってあせりましたが、vmlinux.pppにアップデートして、PPPの新しいバージョンをインストールしたらそのまま元どうりに使えるようになりました。2.0にかえてからまた速くなったように思えるのですが、気のせいでしょうか?これといっていまのところ支障はでていません。ちなみにPCIマック(7200、7500、7600)でも動く改造カーネルが出ているので、どうしてもPCIマックで動かしてみたい人はこちらにいってみてください。


- まだ使えない機能 (1996/09/24) -



 インストール記録(DR2)

このコーナーでは私の挑戦した様々なLinux対応ソフトのインストールについての結果をお知らせしようと思います。今回DR2がリリースされてさっそくインストールしてみて、以前インストールしたファイルを再びインストールしてみました。X11R6.1になっているため、動かないバイナリーやソースコードも出てきました。これから様々なファイルをインストールする方は参考にしてみてください。DR1でのインストール記録はこちらにあります。
ここにつけていたリンク、およびファイルのバージョンはかなり古く、間違ってますので、FTPのサイトで新しいバージョンを落してください。



ソフトウェアの名前種類結果

apache-1.1.1-3a.ppc.rpmNCSA互換WWWサーバー
pine-3.94-1.ppc.rpm便利なメーラーNote
fvwm95-2.0.41f-1.ppc.rpmウインドウマネージャーNote
fvwm2-2.0.42-1.src.rpmウインドウマネージャー×Note
xcalendarカレンダー
xcalc計算機
aXe-6.1.2.tar.gzGUIテキストエディター
xcoral-2.5.tar.gzGUIテキストエディター
xfm-1.3.2-1.ppc.rpm.gz GUIファイルマネージャー
tkdesk-1.0b1.tar.gzGUIファイルマネージャー(要Tk/Tcl)×
TkDesk-1.0b3-1.ppc.rpmGUIファイルマネージャー(要Tk/Tcl)
mosaic.2.7b4.ppc.gz WWWブラウザー
mosaic-2.7b5-ppc.gz WWWブラウザー
tk-4.1-2a.ppc.rpmtcl-7.5-2a.ppc.rpmTk、Tclの最新バージョン
xv-3.10a.ppc.tar.gzPhotoshop見たいなグラフィックソフト
xwpick-2.20.tar.gzスクリーンキャプチャー
libc-static-5.2.18-5d.ppc.rpmDR2の方は必ずいれてください(for DR2)
xanim-27063-2.ppc.rpmQuickTime, GifAnimeが見れる
rxvt-2.10.ppc.tar.gzXターミナル・エミュレーター
mosaic-2.6-l10n-bin-mklinux.tar日本語Mosaic2.6のバイナリー
Canna32p2Canna32のバイナリー
ckinput2-2.01.bin.tar.gzKinput2のバイナリー
cjvim2.0r.bin.tar.gzJvim2.0のバイナリー
kterm-6.2.0.bin.tar.gzKtermのバイナリー
less-290-iso2.pl2.bin.tar.gzless-290(J)のバイナリー
nkf-1.6.bin.tar.gznkfのバイナリー
tcsh-6.06.bin.tar.gz8ビットを通すシェル
lynx.tar.gzテキストベースのブラウザー
gnuplot-3.5-3.ppc.rpmグラフを書く
xgalaga-1.6b-2.ppc.rpmなつかしのゲーム、ギャラガ
xjewel-1.6-3.src.rpm落ち物ゲーム
xev097.tar.gzかつてはまったゼビウス
xmountains-2.4-1.ppc.rpm山の絵がでる
xlockmore-3.11BETA1.tar.gzスクリーンセーバー。fvwm95にぴったし
nslookup.5.42.tar.gzネットワークのツール
libc-5.2.18-5g, devel, include, staticライブラリー




● --> 問題なし。そのまま使える
○ -->ファイルの変更、または他に何かファイルが必要(やることやれば動く)
▲ -->動くんだけど色とか何かがちょっとへん
△ -->コンパイル中にエラーが出るけどとりあえず動く
× -->コンパイルが出来ない(ただ単に分かっていないだけの可能性有り)


 私が現在取り組んでいる事(私が1996年当時とりくんでいたこと)

と書くとおおげさですが、要するに今なにをインストールしていて、どこがつまずいているといった個人的なことがらです。


1. 日本語環境の構築

宮崎大学のアーカイブから、Canna, ckinput2, cjvimのバイナリーを持ってきてインストールしました。cshのシェルが無かったのでtcshのバイナリーを持ってきていれました。取りあえずは日本語変換もばっちりです。こちらのtarファイルはtar -C / -xvf filename.tar でインストールできます。まだcmuleを入れていなかった。Chimera1.6に日本語パッチをあてたら日本語でWWWが読めるようになりました(でもsjisが読めません)。日本語環境を入れた後の設定がなかなか面倒ですね。


2. HTTPサーバーとWWWブラウザー

NCSA互換のapache-1.1.1-3aのバイナリーをインストールしました。そのままhttpdをたちあげると、設定がデフォルトになっているので、「nobody」を変更しないと立ち上がりませんでした。さらにServerNameも指定されていなかったので、こいつもコメントを外して勝手に名前をつけてあげました。このへんの変更は/etc/httpd/conf/httpd.confファイルにしてください。基本的に先の変更をするだけで立ち上がります。access.confをいじってあげるとcgi, ssiなどの設定もできます。httpdを立ちあげてしまえばmosaicなどでhttp://localhostといれるとローカルのファイルを読んでくれます。隣のターミナルウィンドウでがしがしcgiをデバッグしながら実験できるので快適です。

サーバーの立ち上げに成功したところで、WWWブラウザーのインストールです。以前DR1でインストールしたMosaic2.7b5のバイナリーがあったのでいれてみたところ、無事に動きました。ただ相変わらず日本語を読めないので頭痛いですね。ChimeraでEUCのページは読めるのですが、JIS, SJISはNetscapeみたいに自動変換してくれないので全くダメです。さらにCenterのタグを理解してくれないし、テーブルなんてもってのほかです。Netscapeからこのレベルまで降りてくると、非常に辛いですね。やっぱりインターネットはマックかー?

ちなみに現在はNetscape Communicator4.01がMkLinuxのバイナリーとしてあります。あれから2年、大きく進歩しました。このバイナリーはもちろんLinuxPPCでも動きます。

やっとMosaic2.6の日本語版のバイナリーが登場して一瞬喜びました。といってもこのダウンロードしてきたバージョンは背景色がでないし、JPEGは読めないし、INPUTタグなども全滅でちょっとがっかり気分もあります。これってMosaic2.6の限界なのでしょうか?比較の対象がNetscapeなのでどうしても期待しすぎてしまいます。ここは素直に日本語が読めるだけで満足しておくべきなのでしょうね。実は私もコンパイルしようとlesstifなどもインストールして頑張ってみたのですが、-ldのエラーがでて、どうしてもうまくいきませんでした。この-ldのエラーをなくす方法、どなたか知りませんか?他のソースをコンパイルするときも結構こいつでつまります。

3. PPPでインターネット接続

DR1のときにチャレンジしたのですが、つまりまくって途絶えていましたが、DR2の登場で再びチャレンジしてみました。今回はsetnetがお利口になって、質問に答えていくだけで、設定が軽く終わり、さっそくppp-goのコマンドで繋いでみました。モデムが立ち上がり、いくかーとおもいきや、pingでなんの反応も返ってきません。おかしいなーと思っていたら、なんのことは無い、www.mklinux.apple.comのerrataのページにバグだと書いてあるではありませんか。/etc/ppp/ppprc.cua1のファイルの1行目の最後に'\n'をいれてください。とありました。これを実行して再びチャレンジしてみると、あらなんのことはない、簡単につながってしまいました。さっそくMosaicを立ちあげてみると、インターネットにつながっています。試しに最初から入っていたncftpでftpを試してみたら、ファイルのダウンロードもばっちりです。Telnetも問題なくつかえました。さらに調子にのってメールを送ってみたところ、これも大丈夫でした。ちなみにhttpdを立ちあげていたので他のマシンからIPアドレスでアクセスしてみたところ、apacheのindex.htmlがきちんと送られてきて、外に向けての発信も出来るようになり、もう感激です。いやー便利になりました。今回のDR2にはpppdが最初からインストールされているので、何も入れなくてもDR2をインストールさえしてあれば、setnetの設定をして先に書いた変更をするだけでppp-go(/usr/sbin/ppp-go)でインターネットに接続してくれます。切るときはppp-offです(/usr/bin/ppp-off)。


 素人の躓き

私がUNIXの素人だったために詰まってしまったいくつかの事柄を書いておきましょう。

1. tarファイルの解凍

tar -C ./ -zxvf ファイル名

tar -xvf ファイル名  (gzが付いていないファイル)
でたいていの物(---.tar.gz)は解凍できます。



2. gzファイルの解凍

gunzip ファイル名


3. rpmファイルのインストール

rpm -ivh なんとか.ppc.rpm

または
rpm --install なんとか.ppc.rpm (バイナリー)

rpm --rebuild なんとか.src.rpm (ソース)

既にインストールしてある場合は強制的に(--force)入れ替えられます。
さらに(--nodep)をいれると、ライブラリーのリンクなどがあってインストールできないときに、無理矢理いれられます。


4. よくあるコンパイルのパターン

パターン1パターン2パターン3パターン4パターン5
xmkmf -a
make
make install
make install.man
cp Makefile.linux Makefile
make
make install
make install.man
./configure
make depend
make
・・・
./BUILD
make
make install
・・・
make linux
make install
・・・


5. 日本語化等によく使われるパッチのあてかた

patch -p1<パッチファイル名


 MKLinux Link
mklinux.apple.com本家です
ftp.mklinux.apple.com/incomingmklinux.appleにある最新アーカイブ
mklinux-jp-ML.htmlNobさんの日本語MKLinuxメーリングリストの案内
Nob's page of MkLinuxNobさんのMKLinuxページ
MkLinux--Linux for PowerMacintosh亀井亮児さんの日本語MKLinuxのページ(いろいろなチップがまとめてあって便利です
柳下嘉和さんのサルにも解るMkLinuxのページを作りたい!MKLinuxのインストールの仕方など、参考になります。
青山智さんのMacintoshにLinuxをインストールしよう! こちらも同じくMKLinuxのインストールの仕方が詳しく書いてあります。
TKSonicさんのClub MkLinuxTkSonicさんのインストールしたソフトの解説など為になります。
MkLinux for PowerMacintosh お家ネットをやろう(DNSの設定)コーナーもあります
bambam.mklinux.orgArchiveがいっぱい
MKArchiveArchiveがいっぱい
commonlink.com関連ページ
宮崎大学DR2のアーカイブ。packagesにはDR2で動くCanna, ckinput2, cjvim2.0, cmuleなどのバイナリーがあります。


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