「スタンフォード大学」

メインクワッド(正面)

中央広場



HWY101パロアルト市、University Avenueの出口を降り西に走ると、高級住宅街に続き、パロアルトのダウンタウンがある。そこを抜けると道の名前はPalm Driveに変わり、スタンフォード大学の広大な敷地へと導かれる。週末ということもあって、学生達でごった返すキャンパスはいつもの賑やかさはなかったが、構内を歩いてみると、合同同窓会が行われているようで賑やかな話し声や音楽が聞こえてきた。また、カレッジ・フットボールの試合が行われていた為、スタジアムの周辺は観客の歓声で包まれていた。

メインクワッド

フーバー・タワー



スタンフォード大学は、第31代のアメリカ合衆国大統領、ハーバート・フーバーの母校として知られ、また第42代大統領だったビル・クリントンの娘、チェルシーが卒業した大学でもある。この広大な敷地には、大学の他に美術館、病院、ショッピングセンターにゴルフ場まであり、キャンパスというよりも丸ごと一つの町になっている。キャンパスの到る所にロダンの彫刻があり、スタンフォード大学の芸術的な一面もかもし出している。

校舎の廊下

ロダンの彫刻「カレーの市民」



正面から構内に入ると、Main Quadと呼ばれている広場があり、スタンフォード・メモリアル・チャーチ(礼拝堂)が目に入る。この礼拝堂は、大学の創立者リランド・スタンフォードの死後、妻のジェーンが記念館として建てたそうだ。ここでは、よく結婚式などが行われている。礼拝堂正面にはビザンチン様式のモザイク画が描かれ、中に入ると、一面美しいステンドグラスと中世の壁画で覆われていてなかなか見ごたえがある。

メモリアル・チャーチ

メモリアル・チャーチ内



ここスタンフォード大学には、数多く訪れる観光客のためにウォーキングツアーなども用意されている。フーバー・タワーの向かいにあるVisitor Information(メモリアルホール)で申し込みができる。なんといってもここでの見学場所の一押しは「フーバー・タワー」だ。第1代卒業生である、ハーバート・フーバーによって建設されたこのタワーは、高さ87メートルと、この辺り一体ではもっとも高く、最上階の展望デッキに上ると、キャンパス一体が見渡せる。 1階にはフーバー夫妻の功績が展示してある。グランドキャニオンの近くにある巨大なフーバーダムの模型なども置かれており、彼の大学卒業後から大統領になるまでの経歴、功績を学ぶことができた。

フーバー・タワー

フーバー夫妻展示場



アメリカの大学といえば、カレッジ・フットボールが国民的人気スポーツとなっている。ここスタンフォード大学のフットボールチームは「カーディナル(ベニスズメ)」という。週末ともなれば沢山の地元の応援団が敷地内にあるスタジアムに集結して「カーディナル」の応援に夢中になる。 キャンパスでふと見かけた校内新聞の第一面も、もちろん「カーディナル」の活躍が書かれていた。 今年のシーズンはどこまで勝ち進むか、またTVで応援しなければいけないな。

展望デッキからの景色

校内新聞


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